蝶のように舞い蜂のように刺す!


by aurola_thequeen
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人事異動

金曜日の昼下がりに取った電話が、人事異動の内示の通知だった。
ふつー電話で内示はないだろー・・・ 

「あなたは人事交流期間が過ぎましたので、4月からは主任として元の職場に戻ってください。」

( ゚Д゚)ハァ?

「ちょ、ちょっと待ってください」
たしかに私は人事交流で今の職場に来た。3月でまる3年だ。
でも、出て行くときに「こちらにはもう戻りません」と宣言し、ことあるごとに意思表示してきた。
それはいったいどうなったのさ?
「交流は戻っていただくというのがルールですので・・・」
だったら内々示か前振りくらいしろよ。それに元の職場からもなんにも言われてないぞ!
カチンと来たので、大きく息を吸った。

「そうですか。そういうことでしたら、退職という形を取ることも考えますが」
ハッタリをかまぜば、電話の向こうで息をのむ気配。
「ええと・・・こちらは受け入れ先なので、元のところの人事に言っていただくしか・・・」
「どちらになりますか?人事課長とか、そのあたりでしょうか」
「そうですね・・・しかし、決まってしまったので、難しいと思いますよ」
「で、後任の方なんですが、・・・・から来る・・・という方です。引継ぎ等の連絡は○時になってから行ってください」
「・・・わかりました」 とりあえず受話器を置く。

係長に報告すると、「主任だって?栄転じゃないか。よかったね」
「全然よくないです!」 けーたいをつかんで外に飛び出す。
気がついたら実家の番号を押していた。のんきな声で出た母親に事の次第を話す。

「あんた、やめてどうするのよ」「どうにかなるでしょ」と押し問答。
「主任にしてくれるっていうんだし、少しガマンしたら」「10年もガマンすれば十分!」
平行線の末、父が電話を代わった。
「やめたいって言うなら他にやりたいことでもあるのかい」

やりたいこと・・・?
バレエはライフワークだけど、これはあくまで仕事あってのもの。
ゆくゆくは文章書いてみたいと思うけど、まだまだ夢。
「ないこともないけど、仕事にするっていう意味だと、違うかも・・・」
「んじゃ、ガマンするしかないな。もう一生そこから出られないっていうことでもないだろ」
「うん・・・脱出計画するよ」
「お前どうせまたカーッと来て頭に血が上ってるんだろ?そんな一時の感情で決めてもロクなことにならないんだから、ダンナともよく相談して決めろ。独りで決めようなんて思うなよ」
「・・・はい」(よくわかってること・・・)
「他人のことは知らないけどな、ここが思案のしどころだぞ。少し頭を冷やせ」
と、なかなかいいこと言うじゃありませんか。しかしその後が
「いいかー、この俺だってなー、30年以上勤めたんだぞー。お前はそこそこ10年だろー。もうちょっと頑張ってみたら」と、威張られてしまいました。

小一時間しゃべってしまったので、心配した係長が様子を見に来ました。
「で、どうするの」「向こうの人事に一言言ってやろうと思うんですけど」
「・・・やめとけ」いつもは穏やかな係長が珍しく、厳しい目をしました。
「そういうのは、わがままなやつだっていうイメージがついて、後々まで言われるから良くないよ。ちょっとガマンして、また異動願出したほうがいい。」
「昇任人事なんだし、給料だって年間でずいぶん違うぞ。週末で頭冷やして来い」

ハマさんは、「やめて、どうするの?僕、養えないよ?」
「バレエはどうするの?発表会出られないんじゃない?」「いいよそんなの。」
「専業主婦になるの?」「パートか派遣でてきとーに働くよ。」
「生活レベルが落ちるよ?外食とか遊びも減るよ?」「仕方ないんじゃない?」
「うーん・・・・・」としばらく考えていたハマさんは、「僕は賛成できないね」と言いました。
「君は専業主婦になったら、一気に老けて、オバサンになって、つまらない女になると思う。
仕事でキーーーッ!と怒って、バレエで泣いて笑って、ってやってた方が、絶対いいよ」
・・・淡々と話す言葉に、説得力があります。

職場って、働くって、そういうことなんですね・・・
私としては、「一時の感情」ではないんですけどね・・・・
前の職場は、仕事も人間関係も思うようにいかなくて、朝起きられなくなり、通勤電車では必ずお腹が痛くなりました。肌はザラザラ、PMSもひどくなり、つらいばかり。
今のところは、(ヒステリックでうるさいお局が来るまでは)パラダイスでした。
仕事が楽という意味ではありません。相手を思いやって仕事する、そんな雰囲気があふれている職場でした。このままここで頑張れたらいいのにな、と思った矢先の内示でした。

私の職場は「学校」で、事務をやっています。「公務員に準ずる」ってやつです。
ふつうの会社とは違う、かなり特殊で閉鎖的なところです。
こちらでいう「課長」は、民間の「部長クラス」に当たります。
「女性にしては早いほうだよ」と言われました。ホントかよ~
一度は「一身上の都合により・・・」と、退職願を書きましたが、あきらめて昨日、引継ぎと挨拶に行ってきました。

「うわ、変わらないなぁ~」と数回言ってくれた担当者は、よく知っている人でした。
「即戦力になるって聞いてるから、頼りにしてるよ。よろしくね」ですって。
・・・退職願書いたとは言えませんわー。
今度同僚となる人たち、知っている人もいれば知らない人もいて。
平日にうんと忙しくなり、バレエはしばらく土曜しか行けなくなりそうです。
頑張ればジムにちょっとだけ行けるかな?
萌えトレ君を心の支えにして、頑張りますか・・・・
でも、脱出計画、練りますよ。諦めません。
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by aurola_thequeen | 2006-03-30 17:01 | upset!
年度末(仕事)と舞台稽古(バレエ)の合間を縫って、ドームに行って来ましたよ。
・・・我ながらよくやると思うわ(;・∀・)
仕事が終わってこのTシャツに着替え、ドームへ。
取り急ぎセットリストのみあげておきます。突っ込み歓迎。5と6で泣きました。

1. Jamping Jack Flash
2. Let's Spend The Night Together
3. She's So Cold
4. Oh No Not You Again
5. Sway
6. As Tears Go by(アコースティック)
7. Tumbling Dice
8. Rain Fall Down
9. Night Time Is The Right Time
10. This Place Is Empty (KEITH)
11. Happy(KEITH)
12. Miss You(B-Stage)
13. Rough Justice(B-Stage)
14. Get Off Of My Cloud(B-Stage)
15.Honkey Tonk Women
16. Sympathy For The Devil
17. Paint It Black
18. Start Me Up
(Encore)
19. Blown Sugar
20.You Can't Always Get What You Want
21. Satisfaction


では、舞台稽古に行って参ります。夜が長いぜ。アサ君のマーシャルでたかったよ~(;o;)
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by aurola_thequeen | 2006-03-23 12:50 | music

コーヒーのおはなし

バレエとアサ君のことしか最近書いてないじゃん、と愕然としました(w<遅いっちゅーの
たまには毛色の違う話をしましょう。te2okさんの桜マカロンの記事にトラバします。マカロンに合うのは紅茶かコーヒーか・・・・
カフェイン中毒を自他共に認める、我が家の話です。

私がものごころついたときは、家にはコーヒーの良い薫りが漂っていました。
コーヒーミルで豆を挽くがりがりと言う音と、香ばしい匂いで、よく昼寝から目を覚ましたのを覚えています。
今はやりの「カフェ」ではなく、「珈琲専門店」の片隅にやっとあるような、旧式のサイフォンを使って、コーヒーを淹れるのは父の役目でした。「ある日突然、合羽橋で買って来たのよ」とジュリアはいいます。
アルコールランプにうやうやしく火をつけ、水からお湯を沸かして、父はゆっくり煙草を吸いながら、珈琲専門店から買って来た、お気に入りのキリマンジャロをミルで挽きます。
頃合を見計らって、挽いた粉を投入します。
ここからがサイフォンの面白いところです。ぶくぶくぶくぶく。ぶくぶくぶく。粉が上がってきます。ガラスのへらでかき混ぜたくなります。いくら見ても飽きません。

「コーヒーも飲めないような子供が触っちゃ駄目だ」
父はくわえ煙草で、粉をかき混ぜます。
恨めしそうな目をする私を、「悔しかったら早く大人になってみろ」と嬉しそうに煽ります。
いい香り。
「ミルク入れて飲ませてよ」と懇願しても、「牛乳入れなきゃ飲めないような子供に飲ませる珈琲はない」と、とりつく島もありません。
「あなた大人気ないからいい加減にしなさい」とジュリアさんが見かねてたしなめます。
「まぁ、お前はこれでも飲んでろ」と渡されるのは、森永のミルクココアでした。

そんなにもったいぶって淹れるコーヒーは、せいぜい3杯分です。
砂糖をスプーン山盛り3杯は淹れて、「ああ、うまい」と父は悦に入ります。
私が中学に入る頃まで、この旧式のサイフォンは家にありました。
それからどんどん簡略化していって、いまでは普通のコーヒーメーカーです。

一日に大きなカップで何杯もコーヒーを飲む父を「体に悪い!」と言って、ジュリアさんはアメリカンのように薄くしか淹れません。
「こんな屁みたいなコーヒー飲めるか!」とさらに父は砂糖を増やします。
吉祥寺界隈のおいしいコーヒー屋さんに連れて行くと、もう御機嫌です。
「武蔵野は23区内と違って水がうまい。薫りも立ってる」
おかわりが半額で飲めるようなところだと、大喜びで頼み、軽く2時間は居座ります。
明るいテラス席があってケーキが美味しいとさらに1時間伸びます。

中学に上がると、コーヒーを飲むお許しが出ました。
ブラックで飲んだブレンドの苦かったこと!
ガマンしてミルクも砂糖も入れずに飲み干しました。
行きつけの喫茶店のマスターは笑って「やっぱり血筋だね。ヨーロピアン挽きでネルドリップが好きらしい」と言いました。
それから20年後。
職場でインスタントコーヒーを口にしないのは、私一人です。
好きなものに頑固にこだわるのが、血筋なのかもしれません。
伊勢丹オリジナルの「夢の追想」ブレンドでも持って、そろそろ偏屈じいさんの御機嫌伺いに行きましょうかね。
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by aurola_thequeen | 2006-03-18 02:35 | about family
先週の木曜、バレエ&スポクラ前に軽くいつものようにスープストックトーキョーで夕食にして、スタジオに顔を出すとアシスタント先生が「レオタードに着替えたら教えてください。衣装が来てます」という。

「・・・なんの衣装ですか」
「トロワの衣装 ^^」
「ぎゃー!食べてくるんじゃなかった!!」

ったく衣装が来るときは予告してくれよなぁ。心の準備ちゅーもんがあるんだからさ・・・

「頭飾りと袖飾りは後から来るから、とりあえず衣装だけね」
と渡されたのは、ブルーグレーのロングのチュチュ。後ろを止めてもらうと
「・・・痩せましたねー。ずいぶん余るから、詰めないとダメですね」 本当(^^?
たしかに胸がガバガバ。肩紐も長い。「印つけてもらっていいですか」
えんぴつでムシ(注:ホックの受け。糸で縫って作る)の印をつけてもらう。
「一番下から全部ずらしましょう。上は2cmかな?」ひゃー。針仕事大変だぁ。
鏡を見に更衣室に戻ると、娘っ子がいっせいに「うわぁ素敵!キレイ!シンデレラみたい!」とほめてくれた。可愛いやつらじゃ。
先生のこの踊りに対するイメージがボリショイらしく、「私の好きなバレリーナがトロワを踊っていたとき、衣装がその色だったの」といっていました。踊りもボリショイがベースらしい。
前回のゼンツァーノは「私に合ってる踊り」ということで選んだが、トロワは「今の私」に合っているかと言われたら・・・だそうです。「努力して合わせられる踊りだから、もう少し上半身で表現するように」と言われた。
衣装着て踊ってみたら、背中に手が入るくらいガバガバで、スカートが長いから踊りづらかった。ピケターンも回りづらくて、衣装が後からついてくる感じ。「早く詰めて、なるべく着て練習しなさい」って言われました。そろそろ本番用のポアントも作らなきゃ。忙しいぞ。

トロワはそれほど破綻なく踊れるようになっているようだが、
「第2アラベスクから降りてストゥニュー→デヴロッペ・ドゥバンのつながりを滑らかに、5番プリエをきちんと見せる」とか「ソテ・アラベスクからピルエットして前タンジュに降りるところ」とか、細かいポイントが不安定なのが惜しいねぇ、と言われる。
他の踊りでも苦手なものが必ず入っているのは、試練ということなんだろうなぁ。
カルメンのバロネもそうだ。ポアントに上がれない。ゆっくりやるとできるのに、音の中だと出来ない。先生は「トロワでストゥニュー→デヴロッペなんてやってるんだから絶対できるよ」と言ってくれるんだけど・・・・・
アリアのアンデダンも、わざわざ苦手なほうが来た。「立てない」と思ってるか、「軸が曲がってる」と思ってるか、「踏み切りのタイミングが合わない」か、どれかだよ、と先生は言う。
ポアントの足慣らしで、両手バーでクッペからルルベを繰り返しなさいっていうけど、足慣らしでそんなことやってたら踊れなくなっちゃうよ・・・ヘタレな私の足は。「絶対立てる、立つんだ!と思いなさい!あなたの足は立てる足よ」と先生は言うんだけど、じゃあなんで立てないのさ~?思っても念じても、出来ないもんは出来ないんだよー!!無常にぐにゃりと落ちるポアント・・・
そういえば何年も、ルルベで床を押すのができないんだよなぁ。
バロネも、ルルベでアラベスクに上がるのも、アンデダンだってルルベだもんねぇ。
はぁ~~ 名前は可愛いのに、憎らしいヤツだ。ルルベめ!

がっくりしてからジムへ行き、アサ君に「衣装がゆるかったの(ハート)」と報告をする。
そしたら。

「俺も見に行っていいですか?」
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by aurola_thequeen | 2006-03-13 12:58 | ballet