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蝶のように舞い蜂のように刺す!


by aurola_thequeen
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さいたま新都心で I Want It All!! と叫ぶ~クイーン+ポール・ロジャースLive

昨日は仕事を早く切り上げて、さいたまさいたま・・・とクイーン(とポール・ロジャース)を観に行って来ました。かなりさいたま寄りのうちの職場からも1時間はゆうにかかるさいたまスーパーアリーナ。遠いわー。
「さいたま新都心」駅からデッキ直通で道順は楽勝。早く出られた分、ハマさんリクエストのTシャツも買おうと、まずは物販の列に並ぶ。17:20の時点で50mほどの列だったので、15分ほどでバリケード内に入れた。しかしタオルをはじめ、売り切れグッズが多い。日本限定ツアーTシャツも軒並み売り切れ。
開演より1時間以上早く入ったので、ドトールのホットドッグで腹ごしらえし、WCで買ったTシャツに着替える。18時半ごろには席がだんだん埋まってきた。バラエティに富んだ年齢層で、高校生2人組がいれば、60代くらいの親と30~40代くらいの子供という組み合わせ、家族連れも多い。黒Tメタル者率は低く、クイーン以外のミュージシャンTシャツを着ている人というと、VAN HALENやストーンズだったりする。

AC/DCの"Hells Bells"でボリュームがぐっと上がり、客電が落ちるとBGMはエミネムになった。
幕が落ちてポールが現れ、"Reaching Out"から"Tie Your Mother Down"をブライアンといっしょに歌う姿に、客席はやや戸惑い気味。まぁ無理もないでしょう。「ポール・ロジャースって誰?」っていう人もいるだろうし・・・
初日の"Bad Company"の代わりに"Fire And Water"が入った。ハマさんと「これが聴けただけでも今日は来た価値がある」とうなずきあう。クイーンの曲リストは変えないで、自分の持ち歌でバリエーションをつけたいということだろう。

ブライアンの歌う"Love of My Life"と"Teo Toriatte (Let Us Cling Together)"は涙ものでした。タオルで目頭を拭う人が何人もいました。私もジーンときたり歌ったりセットリストをメモしたり、忙しかった。このあたりから、やっとステージと客席に一体感が出てきました。

"Hammer To Fall"はアルバムと同じように威勢良く始まるのが良いと思うけど・・・アコースティックはあまり合わないんじゃないかなぁ。高音域も出て歯切れ良く歌えるフレディに比べれば、ポールはブルーズ寄りで、中音域で渋くゆったり歌うのが得意。・・・ということは(絶対やらないだろうけど)"Mustapha"とか"Under Pressure"はちょっと厳しいということか。
ロンドン市街の映像をバックにしたGソロで"Brighton Rock"のリフが入ったのでw(゚o゚)w オオ?と思うがリフだけだった。" '39"や"I'm In Love With My Car"は地味な曲だから、客席が静かになってしまったのもしょうがないかなぁ。"Radio Ga Ga"からまた盛り上がりだした。 最初のドラムで誰もが歓声をあげる。緑のライトがきれい。♪All We Hear Is Radio Ga Ga ,Radio Gu Gu, Radio Ga Ga♪のサビで両手を叩いて上へ。ジョン・ディーコンのクセのあるベースが聞けないのが残念だ。盛り上がったまま、BAD COMPANYのヒット曲"Can't Get Enough",FREEの"Wishing Well"へ。私にとって"Wishing Well"はゲイリー・ムーアバージョンの方がなじみあるのだが・・・
そして"I Want It All"。この頃になると「次に来るのはあの曲か、この曲か・・・」と思い巡らすようになる。気がつくと、歌いながら合掌していた。フレディのいたQUEENのLIVEを観ることはできなかったが、今ここでブライアンのギターを聴くことができた。「フレディ不在のQUEEN」に、最初は正直抵抗があったが、このときは素直に「来てくれてありがとう」と思えた。

やがて正面のスクリーンに、ピアノを弾く生前のフレディの姿が映し出された。
テープによるフレディの声に合わせてブライアンが"Bohemian Rhapsody"を歌い始めると、客席からため息とどよめきが広がっていった。来日時の芝公園でのお茶会のフィルム(有名ですね・・・)がモノクロで流れ、神妙に座っているフレディや、はにかむロジャーの若い姿。今となっては涙なしでは見られない・・・曲調が変わったところでポールの力強いヴォーカルが入った。最後、♪Nothing Really MattersTo Me~♪と客席に歌わせ、本編終了。
やんやの大喝采。

アンコールはフレディのソロの"I Was Born To Love You"。最近ドラマの主題歌に使われてリバイバルヒットしたので、よく受けている。これもアコースティックが似合わない曲だ。やっぱりオリジナル通り、キーボードと分厚いコーラスがあれば十分だと思う。そして"Show Must Go On" いつも涙なしでは聴けない曲のひとつ。そのあと"All Right Now"でまたノリノリになり、今や誰もが知っている、"We Will Rock You"と"We Are The Champions"で終了。
追い出しのアウトロはお約束の"God Save The Queen"。2時間20分、圧倒された素晴らしいショウでした。

振り返って思うのは、無理して「フレディの真似」をしなかったポールのやり方は当たりだったということ。いたずらに似せようとすれば、往年のファンの失笑と怒りを買うだけであったろう。
70年代、日本で大人気だったころからのファンの方々には、いろいろ思うところもあるでしょうが、「行って良かった」と思いました。終わってからしばらく経ちますが、我が家ではQUEEN祭りが続いております。大晦日にフジテレビ721で来日公演の放映が決まりました。今から楽しみです(*^^*)


セットリスト
(イントロ~ エミネム)

1. Reaching Out
2. Tie Your Mother Down
3. Fat Botommed Girl
4. Another One Bites The Dust
5. Fire And Water
6. Clazy Little Things Called Love
7. Say It's Not True (ロジャーVo)
8. '39
9. Love of My Life
10. Teo Toriatte (Let Us Cling Together)
11. Hammer to Fall
12. Feel Like Making Love
13. Let There Be Drums (ロジャーDsソロ)
14. I' m In Love With My Car
15. ブライアンGソロ~ Last Horizon
16. These Are the Days of Our Lives
17. Radio Ga Ga
18. Can't Get Enough
19. Kind of Magic
20. Wishing Well
21. I Want It All
22. Bohemian Rhapsody

【アンコール】
23. I Was Born to Love You(アコースティック)
24. The Show Must Go On
25. All Right Now
26. We Will Rock You
27. We Are The Champions

(アウトロ~ God Save The Queen)


緑字の曲は、BAD COMPANY やFREEなど、ポールの持ち曲。・・・全27曲で約2時間20分のショウ。圧巻でした。
by aurola_thequeen | 2005-10-28 13:01 | music